老後のライフプランを形成するうえでメインとなる「年金」。生涯にわたり受け取ることができ、年金は少ないと言われながらも欠かせない存在でしょう。
この大切な年金の情報として、身近となっているのが「ねんきん特別便」です。このねんきん特別便は1年に1度届くものですが、しっかり受け取っていますか?
中には何年も見かけたことがないという人が意外と多いです。受け取りできていない場合は、できるだけすばやく対処することをおすすめします。今回は、ねんきん特別便が届かない理由とねんきん特別便を受け取りできていない場合の対処法をご紹介しておきます。ぜひ参考にしてください。
ねんきん特別便が届かない3つの理由
基礎年金番号がない
1997年1月からすべての年金制度に基礎年金番号が導入されましたが、これ以後にどの年金制度にも加入していない人には基礎年金番号が振られていないため、ねんきん特別便が届かないことがあります。
住所が変わった場合
日本年金機構に届けられている住所と現住所が違う場合は、ねんきん特別便が届きません。
国民年金の第1号被保険者の場合は、本人による届け出が必要です。また、厚生年金に加入している人は、会社を通じて手続きがされます。まれに、会社が手続きし忘れているケースもあります。
情報が変えられている
年金情報が流出したというニュースを見たことがあると思いますが、この流出などにより、何者かに自分の年金情報が勝手に変更されたということも考えられます。
特に引越ししたわけではない人はこのケースも考えたほうがいいかもしれません。
加入年金制度ごとの対処法
国民年金加入者
国民年金の第1号被保険者の方は、役所の国民年金担当窓口に問い合わせると良いです。住所変更した場合は、自分で届け出する義務もあるので、忘れずに行いましょう。
厚生年金加入者
厚生年金に加入している方は、会社を通じて確認してもらうことになります。所属する会社の年金担当者に問い合わせると良いでしょう。
引越しした際に、会社へ住所変更したとしても、会社が年金事務所への報告が抜けている可能性も考えられます。
被扶養配偶者
厚生年金の加入者に扶養されている方は、年金情報の届け出先は配偶者の勤め先になります。厚生年金加入者と同様に配偶者が所属する会社の年金担当者に確認してもらいましょう。