50代以降の国民年金保険料は「納め損」ってホント?

年金

「年金はちゃんともらえるのだろうか…」

このような不安を持つ人はけっこういるでしょう。年金は老後の生活にはなくてはならないもの。もし、年金が切り下げになったり、破たんしてしまっては生活できなくなる恐れがあるので、気になるのは当然だと思います。

若い人に多いのは、「年金はもらえなくなるから払わない」といった考えや私たちの年代にあるのは、「年金受給前の年金保険料は納め損になる」などといった考え方もあり、年金制度は全年代において不安があるのは確かでしょう。

そもそも、年金は「納め損」になってしまうのでしょうか。

納め損はありうる

納め損になるかならないかは、自分の寿命が大きく影響します。長生きすればお得になることは間違えないですが、早く亡くなってしまうと納めた年金は回収することは不可能になるからです。

いまの制度が変わらないことを前提に、現時点での金額で計算してみましょう。

国民年金保険料(16,340円)を40年納めると総額で780万円程度になります。一方、現在の1年間の年金受給額は77.9万円(満額)です。この金額を納めた保険料の総額で割るとちょうど10となり、年金受給から10年経過で回収できるということがわかります。

つまり、基本的に75歳まで生きれば、納め損はなくなります。

75歳まで生きる確率

厚労省の統計によると、男性は79%、女性は89%となっています。かなりの高確率で75歳まで生きることとなります。ほとんどのケースで納め損にならないことがわかります。

年金には生命保険に似た機能も

年金には、障害年金や遺族年金など万が一のときにサポートできる機能も備わっています。これは集めた保険料だけで運用するだけではなく、国庫負担(全体の半分)も行っているからできることです。

セーフティネットと考えても、年金は納め損になるとは考えにくくなります。