ほとんど同じ仕事をしているのに、正社員と正社員以外(派遣やパート)では給与がぜんぜん違うというのはよくある話です。
「パートなのにこんなに仕事して大変だ!」なんて言いながらも、仕事を続ける人は多いものです。
正社員と正社員以外では、収入がどれくらい違うのか考えたことはありますか?
ざっくりですが、計算してみました。さて、どのくらい差があるのか、早速みていきましょう。
正社員と正社員以外の収入差
1年間の収入差は以下の通りです。
一般的な収入のケースで算出しているため、人により大きく誤差がでる可能性は高いです。参考までにどうぞ。
正社員 | 正社員以外 | 想定差額 | |
給与 | 給与は多いうえに、昇給する可能性が多い | 給与は少ないうえに、昇給する可能性が少ない | 200万円以上 |
賞与 | 賞与があることが多い | 賞与はないことが多い | 50万円以上 |
退職金 | 退職金はあることが多い | 退職金はないことが多い | 50万円以上 |
年金 | 厚生年金に加入できる | 厚生年金に加入できることが少ない | 50万円以上 |
福利厚生 | 有給休暇や育児休暇などが充実している | 有給休暇はあるものの、正社員ほど手厚いものではない | ? |
退職金や年金は想定できる収入を勤続年数で割ったものを採用しています。
この計算における、年間の差額は350万円以上となっています。30年勤務の場合で考えると、1億円を超えてしまいます。そう考えると、かなり大きな差が生じているのです。
実際にはもっと大きな差が生じていると思います。同じ仕事をするなら正社員で働いたほうがはるかにお得なのです。
働き方の多様化
社会は働き方の多様化に進んでいます。正社員という身分を捨て、パートとして働く人もいます。間違いではありませんが、将来的に考えて本当にお得なのかを考えたほうがいいかもしれません。
働き方の多様化により、結婚や妊娠したとしても正社員のままでいるという選択肢も増えていることを忘れてはいけません。近年では、会社も福利厚生を手厚くしていることも多くなっています。
年齢を重ねた後に、正社員で働いておけば良かったなんて思うようにないようにしておきたいものです。