「付加年金」という制度をご存知でしょうか?
付加年金は自営業の人などが加入する「第1号被保険者」のみが加入できる年金制度です。会社員として現役で働いている方は「第2号被保険者」となりますので、残念ながら入れない特徴を持ちます。
この付加年金制度を使うと年金の上乗せを行うことができるので、大変お得です。嬉しいことに国民年金保険料に毎月400円をプラスすることで「年金額が200円×付加年金保険料納付月数」が上乗せになります。
単純計算で2年間給付を受けられれば、元がとれる計算になります。
「第1号被保険者」とは?
一般的に専業主婦の方は「第3号被保険者」。厚生年金を払いながら会社で働いている方は「第2号被保険者」となります。「付加年金制度」を活用できる「第1号被保険者」は次の方々が該当します。
- 20歳~60歳の自営業の方
- 20歳~60歳の学生・フリーターの方
離婚をした、夫が亡くなった人なども条件によって加入する場合もあります。
「付加年金制度」はどのくらいお得?
付加年金はどれくらいお得なのか、現実的なお金を算出してみましょう。
先ほど、計算式をご紹介しましたが「年金額が200円×付加年金保険料納付月数」が上乗せされます。毎月400円の付加年金を国民年金にプラスすることで、老齢基礎年金が年額2,400円増える計算です。
年間保険料は「400円×12カ月=4,800円」とそこまで高くありません。たった一年間の納付でも大丈夫です。
第1号被保険者だけが受けられる年金ではありますが、こんなにお得な制度は見逃してはもったいないです。役所で手続きができますので、気になる方は聞いてみると良いでしょう。