10年加入でももらえる国民年金、もらえる金額はいくら?

年金

「10年年金」をご存知でしょうか?

2017年8月1日より、受給資格期間が10年(120ヶ月)以上あれば、老齢基礎年金や老齢厚生年金を受け取ることができるようになりました。従来は受給資格期間が25年(300ヶ月)以上でしたので大幅に短縮されました。このことから、「10年年金」と呼ばれているようです。

年金がもらえる対象者が増えて裾野が広がりましたが、実際にもらえる金額はいくらなのか。そして、遺族年金はどうなるのかを確認していきたいと思います。

「10年年金」の年金額

老齢基礎年金の場合において、満額受給するためには、40年間(480ヶ月)保険料を納めている必要があります。2017年度の満額受給の場合、779,300円となっています。

単純に10年年金は満額受給(40年)の1/4となります。

【計算式】満額受給金額 × 加入月数/480 = ??? 円

◎2017年度の10年年金の場合の年金額
77万9,300円 × 120/480(1/4) = 19万4,800円

厚生年金や共済年金などの被保険者期間があれば、上記の老齢基礎年金に老齢厚生年金が上乗せされます。年金額は標準報酬額と加入月数によって異なりますので、ご自身でご確認ください。

遺族年金は遺すことはできない

年金をもらっている人が亡くなった時に対象となる遺族年金ですが、10年年金をもらっていた人が亡くなっても、遺族年金はもらえません。

遺族年金をもらえる条件に「亡くなった人が25年以上年金を掛けていたこと(長期要件)」があります。この条件により、遺族年金については対象外となってしまいます。

寡婦年金については対象となっていますので、混同されないようにしておきたいです。

もらえないと思っていた年金を大切に

払込期間が不足していて、もらえなかった年金がもらえるようになった方も多いと思います。年金は請求しないともらえないものですので、請求を忘れずに行いましょう。