プロ野球選手の年棒や契約金にかかる税金について調べてみた

その他

プロ野球の一流選手ともなれば、年棒が1億円以上になることも珍しくありません。

また、プロ野球選手の平均年棒は約4,000万円になっており、大企業の社長より高額な収入を得ています。そのため、一般市民には想像もできない金額の税金が課されています。

プロ野球選手は個人事業主

プロ野球選手は球団に所属してはいますが、その所得については以下のことから、個人事業主における事業所得として扱われます。

  • 選手は球団から指示された試合に出場し、それに対する報酬を受領する請負契約になっている。
  • 年間の成績や技術の習得などに応じて報酬が増減する。
  • 試合に使用する用具に関して、特定の物を除き選手個人が自費で負担している。

ちなみに、請負契約であるため、球団は選手に支払う年俸に対して消費税を支払っています。

年棒の受領方法と所得税の支払方法

年棒の受領に関しては、基本的に12等分された金額が毎月、選手の銀行口座に振込まれます。

振込の際は20.42%の所得税が源泉徴収されますが、ほとんどのプロ野球選手は所得税率が最高税率の45%であるため、源泉徴収との差額分を納めるために確定申告をしなければなりません。

なお、プロ野球選手にも必要経費が認められており、年棒から必要経費を差引いた金額が所得税の対象になります。必要経費としては、野球道具代やトレーニング機器代、交際費などが挙げられます。

契約金における平均課税方式

毎年、ドラフトによって多くの選手がプロ野球選手になりますが、有望な選手だと契約金として1億円程度貰う人もいます。

ただ、契約金というのは年棒の前払い的な性質を持っているため、1年間の所得として税金を課すのはいかにも不合理です。そこで、契約金については特別な課税方法が採られており、それが「平均課税方式(五分五乗方式)」です。契約金は5年分の所得を一時に得たものと見做し、税額は契約金を5で割った金額に税率を掛けて算出されます。

プロ野球選手はサラリーマンの何十倍もの年棒を得ますが、選手生命が短いため、生涯報酬ではサラリーマンより稼げていない人が少なくありません。