食費を節約するために、まとめ買いを行う人も多いと思います。家族の食欲が旺盛ですぐに食料品が無くなってしまう家庭では、まとめて買ったほうが得する場合も多いでしょう。
しかし、食べる量が少なくなる高齢者にとっては、せっかく買っても食べ切れずに捨ててしまうことになりがちなので気を付けたいものです。
同じ食べ物が続くと飽きてしまう
買い物に行っている時はお買い得商品だと、ついたくさん買ってしまう場合があります。安いからと言って大量に同じ食品ばかりを買ってしまい、結局食べ切れずに廃棄してしまうケースも少なくありません。
しかし、安いからと言って衝動的に買ってしまう前に、これからの食事について少し考えるようにすると良いでしょう。同じ食べ物が続くと、やはりどんなに調理方法を変えても飽きてしまいます。
また、栄養のバランスも崩れてしまうので、結局、必要な分をその都度買ったほうが節約できる場合もあります。
鮮度はどんどん落ちていく
肉や魚、または野菜などの生鮮食品は冷凍保存も可能です。そのため、安い時に大量に買い込んでおく場合もあるかもしれません。
しかし、冷凍品を解凍して食べるまでの期間が長すぎてしまうと、冷凍焼けを起こしたり、味が落ちてしまいやすくなります。できるだけ新鮮なものを食べるためにも、買いだめのしすぎには十分に気を付けたいものです。
冷凍保存をする場合でも、できるだけ3か月以内には食べ切るようにしたいものです。また、冷凍保存のし忘れがないように、定期的に冷凍庫の食品の整理を行うと良いでしょう。
ちょっとした対処法
食品を多く買いすぎて、または冷凍保存が多すぎて食べ切れない場合、誰かにおすそ分けをするという方法もあります。鮮度が良いものであれば、相手にも喜ばれるかもしれませんが、消費期限があやしいものは当然ですが避けるようにしましょう。
もらう側も高齢者であれば、それほどたくさんあっても食べ切れないので、結局ゴミが増えてしまうだけになってしまいます。消費のバランスを考えた買い物を心がけていきたいものです。